2010年10月アーカイブ

47宣しの記事が好評だ。

写真家の個性が短い文章からうかがい知れる。

今日は、台風一過の中、公文健太郎君の写真展で

公文君とテラウチのトークショーだったのだが(エモンギャラリーの小松さんやむらいさち君も来場)

めちゃ濃い内容で面白かった。

終わってから、48宣しで話題沸騰。

石川直樹はなぜ、2行になったか、むらいさちはなぜ力が抜けた文章になっているか

そんなことで超盛り上がった。

まだの方は読んでみてください。

 

『PHaTPHOTO』創刊と同時に始めた写真教室。

今では、在校生が360名を超えている。

そして、10年目の今月、ついに、大阪校も開校した。

http://phatphoto.jugem.jp/?eid=36

10年続けてきた信頼が経験と自信につながっている気がしている。

ファットフォト流の授業スタイルは、新鮮な驚きを生むかもしれない。

これも10年の歩みのひとつだね。

10周年記念号の、PP HEADLINE1 で紹介している

「ルワンダ ジェノサイドから生まれて」(赤々舎)の写真集は、

ドキュメンタリー写真集として傑出している。

最初、この写真集を何も知らずに手に取って、

写っている親子のポートレイトに不思議な違和感を感じた。

力のあるポートレイトでとても魅力的だが、何か、どこか、違う。

すべてのページから、単純な親子ポートレイトではない不思議な空気を感じ、

それが、この写真集の魅力として伝わってきたのだ。

さらに、その横に添えられているコピーのように短い文章がとても意味深に感じた。

「何?」とか「どういうこと?」っていう感じ。

その理由は、この写真集の制作に込められた思いそのものであったのだが、

ぜひ、買ってほしい写真集であると思い、すぐに誌面で紹介することに決めた。

興味のある方は、誌面に書かれているこの写真集の秘密を読んでほしい。

CMS_7238.jpg
赤々舎の姫野さん、いい写真集を作ったなぁ。

生きていることの深さと強さ、心の持ちようなど、多くのことを考えるきっかけになる写真集。

10周年で紹介できて良かった!!!

写真は、駒ヶ根撮影ツアーで撮った大田切川。

 

 

22日の金曜日から、日曜日の24日まで長野県駒ヶ根市に行っておりました。

秋の気配漂う信州の美しくのどかな風景や、中央アルプスと南アルプスの

2つのアルプスが望める高原の町です。

その模様は、ツイッターでも書きました。

http://twitter.com/rocknight47

主に東京(正確には、横浜も埼玉も新潟も)と名古屋の写真ファンと

駒ヶ根の写真ファン(正確には、駒ヶ根近隣の方々も)合同参加で、

駒ヶ根市の公式ガイドブックを作ろう!という撮影ツアーでした。

きのこ汁や松茸のおにぎり、それからBBQに地元の美酒という心こもった

歓迎の中で、創刊号から読んでいるという、横浜と箕輪(駒ヶ根の隣町)在住の

2人の読者と話が出来ました。「写真雑誌として唯一!の雑誌」という言葉をもらい

これからの大いなる励みになりました。辛いときに思い出してがんばれます。

「創刊から何度か変化してきましたね」という言葉にも、10年読者の重みを感じました。

 

変化といえば、「テラ写」。10周年号は、岡田将生君登場です。

ほぼ女性を撮ってきた中での男性撮りという変化です。

岡田君は、かっこいいだけに、ひがみも伴って、性格悪いんじゃないの?みたいな憶測も

多少持ってスタジオに行ったのですが、最高にナイスガイ!な稀に見る好男子でした。

あんな若者がいるということが嬉しくなりました。

あまりの素晴らしさに、アシスタントの女子に「連絡先を聞け!」と命じたくらいです。

「そんなことしたらもう2度と撮影に呼んでもらえなくなります」とマジに頑なに断られましたが。

大河ドラマや映画の主役としてますます確実に俳優道を歩んでいくのだろうと感じました。

1時間足らずの撮影でしたが、打ち解けた様子で写っています。

その様子は、編集記事と合わせて今月号の「テラ写」でじっくりご覧ください!

 とっても味わいありますよ。

10周年を記念してか、オンライン書店の富士山マガジンサービスさんの

HPにて編集長インタビューを掲載中です。

http://www.fujisan.co.jp/interview/phatphoto/

僕のデスクや『PHaT PHOTO』編集部、新しく設立したT・I・P(東京写真学会)

のラウンジやギャラリーの写真も載っています。

 

『PHaT PHOTO』10周年の記念号を読んで、

いちばん心に残っている言葉が、

連載「時代に輝くヒーロー、仕事師たちの言の葉」の

十文字美信さんの言葉だ。

 

「若くしてフリーになったとき、写真家としてやっていける自信はあったのですか?」

というテラウチの質問に、美信さんは次のように答えた。

 

「そんなことは微塵も考えたことはなかったね。

写真家になれるかどうかは、自分で決めるものではないよ」と語り

「好きなことをして、万が一うまくいったら最高だと思ったほうがいい」と続けた。

 

渋いなぁと思った。こんな男に今からでも近づけるようがんばりたいと思った。

 

この記事はぜひ読んでほしいな。

写真家になりたいと思っている人には必読だし、生き方を学ぶという点でも

職業に関係なく、得ることは大きいと思う。

テラウチは、書きながら何度も読み返し、インタビューでは気づかなかった

深いポイントに感銘を受けました。

先達から学び、活かせることは、貪欲に吸収したいと思う。

 

「写真を作品にする7技」が特集の、青の文字も鮮やかな岡田将生君が表紙のファットフォト。

これが10周年記念号です。

オフィスにてしみじみ見ています。

すでに書店にも並んでいますので、ぜひ手にとって見てください。

10年が経ったということ。

読んで欲しいところはいっぱいありますが、

若手写真家48人の書き下ろしによる新バージョンの「写真家四八宣」が、

読み応えありありです。

それぞれの写真家の大切にしていることが明確な言葉で伝わります。

本家の安井仲治バージョン「写真家四八宣」も比較できるよう編集されていて、

味わい深く読むことが出来ます。四八宣をご存じない方は必見です。

*本日より、10周年に因み10日回にわたりブログを更新します。

お楽しみに。また、電子書籍でも読めるようになりました。詳しくはHPをご覧ください。

 

DSC_0085.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの店にあれを食べに行こう!」といわれる店の

”あれ”は自分の強み、売り。

『PHaTPHOTO』も”あれ”を持つ雑誌にしたい。

先日、FUJISAN.comの取材を受けた。

編集長インタビューのようなものだ。

「キラーコンテンツは何ですか?」と質問された。

「安心感があるのにいつも新鮮な驚きがある雑誌」と胸の中で考えてた。

10年かけてやってきたことだが、これからも同じように、

時間をかけてそういう雑誌へと創り続けていきたいと思っている。

 

編集部のAが、こんなことを気づいたとメモを渡してくれた。

そのままを紹介する。

「雑誌というのは、大勢による小さな善意の集合体で出来上がっているなと

実感します。企画の”48宜(よろし)”で声をかけた写真家が張り切って考えてくれたり、

印刷会社さんが後は任せてくださいと言ってくれたり、デザイナーさんが早く仕上げてくれたり、

掲載することで感謝されたり、お願い事をすぐに対応してもらったり。

10周年号をもうすぐ作り上げる中でそんな小さな善意を感じながら

感謝の気持ちでいっぱいになりました。こんな風に感じられる余裕が出来たのも、

私はまだ7年ですが、作り続けられたからだよなあと感じています。

まだ、終わっていないし、体はめっちゃつらいし心配事だらけだし、

休日も何もないんですけど…。」

疲れた心と体でせいいっぱいの感謝の気持ちを伝えてくれた。

 

制作していくプロセスの中で僕も同じ気持ちになることが多い。

気持ちが伝わるなぁと勝手に掲載した次第。

(入稿が終わった翌日、Aは振休を取りましたので安心ください)

そんな思いの連続の中で出来上がる『PHaTPHOTO』。

10月20日、10周年の記念号が店頭に並びます。

どうぞ、お楽しみに。

*写真はロスの海