入稿終了の翌日
「あの店にあれを食べに行こう!」といわれる店の
”あれ”は自分の強み、売り。
『PHaTPHOTO』も”あれ”を持つ雑誌にしたい。
先日、FUJISAN.comの取材を受けた。
編集長インタビューのようなものだ。
「キラーコンテンツは何ですか?」と質問された。
「安心感があるのにいつも新鮮な驚きがある雑誌」と胸の中で考えてた。
10年かけてやってきたことだが、これからも同じように、
時間をかけてそういう雑誌へと創り続けていきたいと思っている。
編集部のAが、こんなことを気づいたとメモを渡してくれた。
そのままを紹介する。
「雑誌というのは、大勢による小さな善意の集合体で出来上がっているなと
実感します。企画の”48宜(よろし)”で声をかけた写真家が張り切って考えてくれたり、
印刷会社さんが後は任せてくださいと言ってくれたり、デザイナーさんが早く仕上げてくれたり、
掲載することで感謝されたり、お願い事をすぐに対応してもらったり。
10周年号をもうすぐ作り上げる中でそんな小さな善意を感じながら
感謝の気持ちでいっぱいになりました。こんな風に感じられる余裕が出来たのも、
私はまだ7年ですが、作り続けられたからだよなあと感じています。
まだ、終わっていないし、体はめっちゃつらいし心配事だらけだし、
休日も何もないんですけど…。」
疲れた心と体でせいいっぱいの感謝の気持ちを伝えてくれた。
制作していくプロセスの中で僕も同じ気持ちになることが多い。
気持ちが伝わるなぁと勝手に掲載した次第。
(入稿が終わった翌日、Aは振休を取りましたので安心ください)
そんな思いの連続の中で出来上がる『PHaTPHOTO』。
10月20日、10周年の記念号が店頭に並びます。
どうぞ、お楽しみに。
*写真はロスの海
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