木村伊兵衛写真賞、授賞式に行ってきました!
高木さんが「PHaT PHOTO」に初登場したのは、2007年3-4月号。当時はまだ東京工芸大学4年生で、ちょうどカラーイメージングコンテストと写真新世紀のダブル受賞が話題になったとき。それから2008年9-10月号では新作の盆栽の作品を紹介したり、2008年3-4月号では東京工芸大学の卒業生として在学中学んだことを語ってもらう記事に出てもらったり、先日も2010年1-2月号「写真の値段」特集でTARO NASUの作家として作品を掲載させてもらったりと、「PHaT PHOTO」にたびたび登場してもらっている高木さん。だから編集部の喜びもひとしおなのです。
授賞式では受賞理由のひとつに多様な表現スタイルが挙げられていたけど、本当に高木さんの作品には毎回驚かされっぱなし。見た瞬間、目と頭が追いつかなくて一瞬息をのんでしまうほど、その作品は予想もつかない未知のもの。でも最後にはその作品にのみ込まれてしまうように、見入ってしまうのです。
受賞の言葉のなかで高木さんは、「この賞は未来のためにもらったもの。これからもつくり続けていいんだという勇気をもらった」という趣旨のことを言っていたけれど、この人は本当にこれからもずっとつくり続けていくんだろう,と、けなげな強い意志を感じてじんわりしてしまいました。写真界で栄誉ある賞を受賞した高木さんですが、まだ弱冠25歳の女の子。その細いからだの中にこんな作品を生み出すエネルギーがたまっていると考えると、恐ろしいです(笑)。
現在は、出身である長野県に戻り、生まれた地のそばに家を借りて制作をしているそう。「つくらなければ生きていけない」とかそんなか弱いものじゃなくて、当たり前のようにつくるための人生を歩いている高木さんがとてもまぶしいです。
今度はどんな作品で驚かせてくれるのか。今までと同様、これからも楽しみ!
(あんどぅ)
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