スピードこそが品質である。
「スピードこそが品質である」とある方から教わった。
滞留は悪である、と。
そんな矢先、親しいクライアントさんから
「テラウチさんのところは、みなほんとにいい仕事をしてくれて嬉しいけれど
もう少しスピーディだったらもっと仕事頼めるのに、ね」と言われた。
猛反省!!!
効率の悪さを労働時間の長さでカバーしてきたのではないか、と自問した。
その欠点をカバーするために、新年から掃除を心掛けている。
「はぁ?」と言われそうだが、
掃除をすると仕事の効率がアップすることに気づいた。
探し物はすぐ見つかるし、心地いい作業環境は能率アップに効果的だ。
美化を保つためには、仕事をその日のうちに終えなければならず、集中力も身につく。
仕事というのは本来、決められた就業時間の中で完結すべき、という考え方が身につき始めた。
2008年1月の成長かもしれない。
先日、コート・ドールの斉須政男さんにお話を聞いた。
斉須政男さんとは、フレンチのシェフ。いぶし銀のような方だ。
斉須さんを誰かに演じてもらうなら、高倉健さんがぴったり、というイメージ。
山形から集団就職で上京しホテルのレストランで働く。その後フランスへ。
フランスでは、いくつかのレストランで働くが、
フレンチクラシックの雄、「タイユーバン」とヌーベルの雄、「ヴィヴァロワ」での経験を活かし
ベルナール・パコー氏と共に「ランボアジー」を出店したことが有名。
「ランボアジー」は、1年目で一つ星、2年目で2つ星、3年目で3つ星レストランへと
躍進したフレンチレストランの超有名店。そのナンバー2だった人。
現在は、三田でフレンチレストラン「コート・ドール」を経営している。
斉須さんからサイン付きで「十皿の料理」という本を戴いた。
その中に、こんな文章が。
「仕事場のありようや空気はそっくりそのまま仕事に反映されるのだということを知りました。
簡潔、清潔、人間性。整理整頓がなされていることは仕事がきちんとなされるための基本であることを
語っていました。乱雑な厨房からは乱雑な料理しか生まれない。大声でわめきたてる厨房からは、
端正な料理は生まれない。あたたかさ、品格。ヴィヴァロワは僕の骨格を作ってくれました。」
わぁー、です。いまの僕には神様からの言葉。大切にしなければと思いました。
写真は、ハワイオアフ島での撮影。
あるメーカーの新しいカメラでの作品撮影の仕事です。
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